宮下工務店の「ちょっといいハナシ」
2020年5月12日毎月ご紹介している、社員が日常で見つけた気づきや学び、
そして感謝の気持ちを発表しあう宮下工務店の『金のたまご』。
今日は、お客様係Sさんの体験談をご紹介します!
ある雨の日の夕方のこと。雨は大降りではなくしとしとと降り続いていました。
私は車で移動中、交差点の渋滞の中にいました。車中で退屈な時間を過ごしながら、
ふと反対車線側の歩道に目をやると、そこには傘を持っていない足の不自由な
おばあさんとあばあさんに傘をさしてあげている制服を着た女の子の姿がありました。
おばあちゃんと孫という関係かと見ていましたが、どうやら様子が違います。
二人のやりとりに耳を澄ますと「私は大丈夫ですから」とおばあさん、
「濡れてしまうから入って下さい」という学生さん。
学生さんが足の不自由なおばあさんの歩く速さに合わせ腰をかがめている姿に
見知らぬ人に声をかけてあげていることが分かりました。
そんな姿を見て胸が熱くなり、感心を超え、感動してしまいました。
思春期の女の子が知らなくても困っている人に声を掛けられる勇気や
心優しい行動をこの学生さんの親御さんにも知らせたい位の
気持ちになりました。
困っている人に手を差しのべる気持ちや勇気を大人の私は見習わなくては
いけないよ!と教えられた出来事でした。