宮下工務店の「ちょっとイイハナシ」
2022年1月7日毎月ご紹介している、社員が日常で見つけた気づきや学び、
そして感謝の気持ちを発表しあう宮下工務店の『金のたまご』。
今日は、お客様係Sさんの体験談をご紹介します。
袋井の大洞院へお参りに行ってきました。犬と一緒に景色を見ながら、
参道を歩いていると、後ろから、「あら、めずらしいわんちゃんね。」
と声をかけてくれた老夫婦の奥様。その後昔飼っていた犬のことを
話してくれました。ご主人は「お前は足が悪いから、この辺にいろ。」
と、参道をどんどん進んで行かれました。
私は気を遣って「一緒に行かれないのですか?」と尋ねると「いいのよ、
昔からああいう人だから・・・。」と言って昔の苦労話、現在患っている
体の事など話はじめました。私も最初は困ったなぁ・・・と
ワンパターンなあいづちを打ちながら聞いていましたが、
話を聞くうちに、この方はこれまで苦労もしたけど一生懸命生きてきたと
いう事が伝わり、奥様の言いたい事を「理解したよ」と伝わる様な
あいづちを打つようにしました。
ご主人が戻って来られ奥様は「あなたとここで出逢ってお話ができて
よかった。またどこかで逢いたいわ。」と言って下さったので、
「足が悪くてもここへ一緒に連れてきてくれるなんて奥様は幸せですよ。」
と声を掛けてさよならしました。たかがあいづち、されどあいづち、
相手の話をちゃんと聞き、ちゃんと聞いてる事が相手に分かるあいづちは
相手の気持ちを損ねません。奥様が笑顔で帰る姿を見た時、仕事でも
プライベートでも相手がハッピーになる様なフレーズを増やそう!と
感じることができた日となりました。