宮下工務店の「ちょっといいハナシ」
2021年4月6日毎月ご紹介している、社員が日常で見つけた気づきや学び、
そして感謝の気持ちを発表しあう宮下工務店の『金のたまご』。
今日は、お客様係Oさんの体験談をご紹介します。
先日、中学3年生の作品が話題になりました。
火災などの緊急時に室内から避難できる『内側からも簡単に外せる面格子』です。
作ろうと思ったきっかけは1年前の京都アニメーション放火事件。
窓から逃げようとした人が防犯用の格子柵にはばまれて逃げだせなか
ったそうです。
なぜ命を守るための防犯用の格子柵が、逆に命を奪う形になっている
のだろう。
そんな疑問からこの格子柵が生まれたそうです。
こだわったのは簡単に柵を取り外せること。
道具を使わずに力の無い女性や子供など、どんな人でも使える事で、
クランプと呼ばれる留め具を使っていて、クランプを外すと内側から簡単に外れて
窓から外に出られる様になっています。
格子柵を取り扱う某ガラス店の社長も脱帽のこのアイデア。
小学校2年生の時、図工の授業で”創る”喜びを知って以来、困っている人の意見を
きっかけとして発明を続けてきたそうです。
率直にすごいなとただただ感心しました。そもそも現状の格子に問題があるという
認識がなく、着眼点が素晴らしいなと感じました。
発想の転換そのヒントは、身近な所にたくさんあるのかもしれません。
私も色々な角度から物事を捉えるようにしていきます。