施工事例【番外編】社員が建てたこだわりの平屋②
2018年7月26日宮下工務店でアフターメンテナンスを担当する元・大工の山下が建てたこだわりが詰まった平屋の家。
前回(施工事例【番外編】社員が建てたこだわりの平屋①)に引き続き、今回は山下に直撃インタビュー。住み心地や、家が完成するまでの裏話を聞きました。
Q.家づくりで一番こだわったところはどこですか?
天井と壁の素材です。室内を快適な湿度に維持するにはやっぱり自然素材の漆喰がいいな、と。
今回は、真っ白な漆喰ではなく、ほんの少し紅殻を入れてピンク色に。塗り方も、きっちりと塗るのではなくてあえてラフに塗ってもらえるように職人さんにお願いしました。
職人さんも、いつもきれいに塗るのが仕事。あえてラフに、と言われてもどうしてもきれいになっていってしまったのもいい思い出。照明が映える壁の質感になったなと思っています。
Q.漆喰の壁の住み心地はどうですか?
冬は加湿器を使わなくても良くなりました。朝に湿度を見るとだいたい冬で30%後半〜40%程度。結露もほとんど生じません。
水はねだけを気にしておけば、とてもいい素材だと改めて実感しています。
Q.平屋の家にしましたが、平屋ならではの特徴はありますか?
平屋の家は間取りがある程度決まってしまいますが、逆にその範囲内で必要な機能やこだわりを反映させられるのがおもしろいのではないでしょうか。
私の場合、あえてシンプルな2LDKにして、1部屋1部屋を大きくすることで広々と快適な空間を実現できました。
Q.取り入れてよかったな、と思う設備はありますか?
地味かもしれませんが…窓の電動シャッターです。
時間設定をしておけば、朝や夜にシャッターが自動で開閉してくれるのでとても便利です。
ブラインドのような羽根つきタイプなので、シャッターを閉めても風が通ります。防犯性を確保しながら、風の抜ける家というのは平屋には嬉しい機能ではないでしょうか。
また、カーテンレールもアイアン調のオシャレなものを探してきました。なかなかお客様のご自宅にこういうものを使うことはないのですが、漆喰壁の雰囲気と合っていて、とても気に入っています。