給湯器の設定温度について
2023年4月3日富塚店の亀井です!!
時々お客様より給湯器の設定温度についてご質問があります。
給湯温度(お湯張り以外のお湯)の設定が50℃がいいと聞いたけど実際どうなのかという内容です。
簡単な回答としましては、50~60℃くらいで設定してください。
お風呂場の水栓(蛇口とシャワーの付いている)を見て頂くと、給湯の設定温度は50~60℃にしてください等とシールが貼ってあります。
水栓側の設計もそうなってますので給湯温度は50~60℃にしてください。
もう少し詳しく説明をすると、エコキュートでもガス給湯器でもリモコンを確認されると、給湯(お風呂以外)温度と湯張り温度が別々で設定できると思います。
下の図が給湯をシャワーで使いたい温度40℃にした場合です。
給湯を40℃に設定した場合、そこに来るまでの配管との温度差によりシャワーから出る際には温度が数度下がってしまいます。
もちろん出し続けていれば配管が温まってきますので温度差が減ってシャワーの温度も上がります。
よくシャワーが適温だったはずなのにだんだん熱くなってきてしまうのがこれです。
給湯温度を50℃に設定した場合、上の図の赤く塗ったところまで50℃でお湯が来てそこから水と混ぜられて40℃のお湯となります。
この場合、配管を50℃のお湯が通るため水栓に来るまでに数度温度が下がったとしてもすぐにシャワーからは40℃のお湯が出る仕組みになります。
ちなみに電気またはガス料金は設定温度ではほとんど変わらないそうです。
エコキュートの場合はタンク内に90~65℃(パナソニックさんの場合)のお湯がためられています。
先に水を混ぜて適温にするか後から水を混ぜて適温にするか程度の違いです。
ちなみに当然ですが、給湯温度を高くして高温で使用すればガス代電気代は上がります。
一つ気をつけることですが、浴室にあるようなサーモスタットという温度目盛りのついた水栓なら給湯温度が直で出ることはないですが、洗面で使っているような水栓はお湯を全開にすると熱湯(設定温度)が出てしまいます。
ご参考ください