タイルのお風呂のシロアリ被害・防水処理について
2023年9月18日富塚店の亀井です!!
最近はユニットバスが主流ですが、自宅でタイルのお風呂を使っている人に対しての記事です。
先日シロアリ被害の調査に行って原因がお風呂からの水漏れが原因と思われましたのでその対策についてです。
リフォーム等で解体すると高確率でシロアリに食べられた跡があるのがお風呂回りです。
シロアリは基本的に乾いた硬い木は食べられず、湿ってやわらかくなった木を食べます。
シロアリ被害にあった方の原因は以下の二つが多いです。
1.家が雨漏りしている。
2.タイルのお風呂から水漏れしている。
お風呂からの水漏れの場合、場所がお風呂回りに限定されますので、お風呂をユニットバスに代えることでタイルお風呂の解体後の状況によって補強や駆除を行うことで部分的な被害で済むことが多いです。
お風呂の水漏れしやすい場所は2つです。
一番漏れやすいのが浴槽とタイルのシーリング(防水)部分です↓
黒く見えている部分はシーリングが切れていますので水が入ればそのまま下に水が流れていきます。
そこに柱や土台などの木材があれば湿ってシロアリが来る原因になります。
次に漏れやすいのが壁の取り合いや扉の取り合い部分です↓
壁と壁で伸縮方向が違うので隅っこは隙間が出来てしまうことがあります。
以前リフォームで解体した家の浴室です↓
柱が縦方向にシロアリに食べられています。
土台は食べられてませんでした。
この前やった家でも土台が浴室継ぎ目からの水漏れでぐずぐずになってましたが、シロアリの跡はなかったです。
比較的土台は防蟻処理がしっかりされているので土台より柱や間柱(柱と柱の間にある柱より少し薄い木材)、胴縁(壁をとめる木材)とかの方が被害にあいやすい感じがします。
個人で出来る対策です。
自分の家くらいであれば下の写真のようなものをホームセンターで買ってきて隙間を埋めてあげて下さい。
見た目そこまで気にしないのであれば穴の開いている所に押し込むように入れて穴さえ塞いであげれば機能的には問題ないです。
見た目を気にする場合にはマスキングテープをしっかり行って端から端まで施工すればきれいに見えます✨
自分でやるのが心配な場合はお近くの業者に頼めばきれいにやってくれます!
家庭用お風呂だとユニットバスが一般的になってそれなりに長いです。
ヒートショック防止、バリアフリー(タイルのお風呂は段差があります)にもなりますのでユニットバスにリフォームするのもおすすめです😌
シロアリ被害に気付いた場合です。
とりあえず施工店、いなければ工務店に相談下さい。
おそらく水漏れ位置を探す必要が出てきますので、その家の構造についてわかっている施工店に相談するのが間違いないかと思います。