プロに聞く!家づくりの疑問「Q.外断熱ってなあに?」
2017年11月9日立冬を過ぎていよいよ冬本番。お家の中も冬に備えてコタツやストーブをすでに出しているご家庭も多いことと思います。新しく家を建てるときにぜひ考えていただきたいのが、冬の住まいの暖かさ!
遠州からっ風が特徴の浜松で、私たちが15年以上前から全棟標準仕様としているのが外断熱工法です。創業以来たくさんの家づくりをお手伝いしてきた宮下工務店の担当スタッフが、お客さまから寄せられるよくある質問にお答えするプロに聞く!家づくりの疑問シリーズ。今回は、「外断熱」について少し詳しくご紹介します!
■Q.外断熱ってなあに?■
宮下工務店が採用している外断熱工法は、「ネオマフォーム」という断熱材を家の柱や構造部材などの外側から貼り、家をすっぽりと覆ってしまう工法です。
外断熱のほかにも家の断熱工法には内断熱という方法があります。内断熱は、柱などの構造部材の間に断熱材を内側から詰める工法で、実は断熱性能のことを正しく理解していない職人さんが施工した場合、性能にばらつきが出やすいという難点があります。また、断熱材と柱や壁の間に隙間ができてしまい、温度差が生じて結露が出ることでカビが生じる原因になってしまうことも。
その点、外断熱工法なら、家を覆う工法なので施工しやすく、職人の腕により仕上がりが左右されることがありません。一定品質の仕上がりが期待できるという安心感は大きいですよね。さらに、外から断熱を施すので、柱に使われる木材への寒さ・暑さなどの気温変化によるダメージが少ないというメリットもあるんですよ。
宮下工務店が外断熱工法をはじめたのは、社長がお客さまのために「冬もあたたかい家を作りたい」と新潟県など寒い地方の大工さんに直接話を聞きに行ったところから始まりました。いろいろな工法を吟味して検討した結果たどり着いた外断熱。寒さが一段ときびしくなるこれからの季節にこそ違いがわかる工法です。